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モーツァルトレクイエム(チェルニーによるピアノ4手編曲版)
¥2,750
モーツァルトのレクイエムを編曲している音楽家は何人もいる。それらの中からツェルニーによる全曲(4手版)、リストの"Confutatis, Lacrimosa"、タールベルクの"Lacrimosa"を収録した。 どの編曲も決してヴィルトゥオーゾ向けではなく、むしろ再現的ながら、それぞれの音楽家の個性が出ている。 ツェルニーは実直。総譜にある音をできるだけ効率的に連弾の4手に振り分け、低音部を強調する余裕を持たせているが、改変は特にみられない。 リストはあくまでもリスト。音数を少なく絞りつつ原曲のアイディアを再解釈してリストらしく仕立て、Lacrimosaではなるほどと手をうちたくなる改変を施している。 タールベルクは粋の極み。 「涙の日」をこれ以上美しく編曲することは誰もできないだろう。
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アルカン:交響曲&協奏曲
¥1,650
アルカン:交響曲&協奏曲 1998年にリリースした短調練習曲全曲(JNCD-1006廃盤)の演奏データをリファインし、その中から交響曲(Op. 39 No. 4~7)と協奏曲(Op. 39 No. 8~10)を新たに録音。web配信だけでなくフィジカル盤も欲しいとの要望から、紙パッケージのCD-R版を限定制作。 1. Alkan: 12 Etudes Dans Les Tons Mineurs, Op. 39: 4. Allegro 2. Alkan: 12 Etudes Dans Les Tons Mineurs, Op. 39: 5. Marche Funebre. Andantino 3. Alkan: 12 Etudes Dans Les Tons Mineurs, Op. 39: 6. Menuet 4. Alkan: 12 Etudes Dans Les Tons Mineurs, Op. 39: 7. Finale. Presto 5. Alkan: 12 Etudes Dans Les Tons Mineurs, Op. 39: 8. Allegro Assai 6. Alkan: 12 Etudes Dans Les Tons Mineurs, Op. 39: 9. Adagio 7. Alkan: 12 Etudes Dans Les Tons Mineurs, Op. 39: 10. Allegro Alla Barbaresca Apple Music https://music.apple.com/jp/album/alkan-symphonie-concerto/1564113967 Spotify https://open.spotify.com/album/3kEpKYR4CAAXTUAoBGZxSz amazon music https://www.amazon.com/gp/product/B092RWNP8W
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マーラー 交響曲第5番 ピアノ2台用編曲(A. ストラダル)
¥2,750
Gustav Mahler Symphony No. 5, arr. for two pianos by August Stradal マーラー 交響曲第5番 ピアノ2台用編曲(A. ストラダル) この編曲は、基本的にオーケストラを忠実に再現しようとするもので、非常に音が多く、演奏も難易度が高い。編曲者のアウグスト・ストラダルとマーラーは、生年が同じ1860年であるうえ、両者とも現在のチェコで生まれ、ウィーン音楽院で学んでいると共通点が多い。ナナサコフの多重録音による演奏は、全体的に激情型の表情豊かな演奏ではなく、インテンポで楽譜の指示通り進む場面が多い。ピアノの音だけになり曲の構造が露わとなることで、新しい気づきも多いだろう。特に第5楽章のフーガ的な書法はピアノ編曲の醍醐味が味わえる。ヴァーチャル・ピアニスト(コンピューターと自動演奏ピアノ)という無茶苦茶な手法を既に三十年以上続けていることになる
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コピー:カプースチン ピアノ・ソナタ第1番、第10番、第12番 / 植松洋史
¥2,750
ロシアの作曲家ニコライ・カプースチンは、クラシックベースでありながらジャズの語法が上手く採り入れられ、非常にリズミカルで躍動感あふれる作風が特徴的である。このCDにおいては、国立映画交響楽団等のピアニストでありながらも作曲への欲求をずっと持ち続けたカプースチンが独立した1984年以降の作品を収録している。これらの作品は、植松洋史氏による的確なリズムとその超越した演奏技術により、困難とされているカプースチン指定のテンポに従った演奏を実現させており、カプースチンの世界観が明快に打ち出されている。 ■ピアノ・ソナタ第1番「ソナタ・ファンタジア」 1. Ⅰ.Vivace, 2. Ⅱ.Largo, 3. Ⅲ.Scherzo, 4. Ⅳ.Allegro Molto ■ピアノ・ソナタ第10番 5. Ⅰ.Allegro, 6. Ⅱ.Largo, 7. Ⅲ.Toccata ■ピアノ・ソナタ第12番 8. Ⅰ.Allegretto, 9. Ⅱ.Allegro assai ■10. 変奏曲 Variations ■11. 3つの即興曲より第2番* ■12. ジ・エンド・オブ・ザ・レインボー(虹の果て)* ■13. ファンタジア* ■14. モーティヴ・フォース* ■15. ユモレスク* (*ライブ録音:Live Recording)
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チャイコフスキー交響曲 第4番&第6番 / ピアノ2台8手版 E.ランガー編曲
¥2,750
ピアノの横に乗っているのは、手が8本ある軍荼利明王(ぐんだりみょうおう)の仏像フィギュア。手に持っていた武器や斧は脇に置いて、ピアノ8手用に編曲されたチャイコフスキーの交響曲を弾いてもらいたいが、実際には4人のピアニストが2台のピアノで演奏することになる。 交響曲のピアノ編曲は出版社との契約に含まれていたのでチャイコフスキー本人による4手版があるが、ランガー版はオーケストラ・スコアの音符をより多く拾うことができる 8手版(連弾が2組)だ。 ピアノ編曲版の交響曲を演奏する際は、管弦楽器の持続音を考慮し熟考された適正テンポよりも、速めのテンポ設定の方が演奏効果が上がると考えた結果、二つの交響曲を1枚のCDに収めることができた。ナナサコフの12枚目のCD。 【Apple Music】 Tchaikovsky: Symphonies No. 4 and No. 5 (Arr. by Edward Langer) https://itunes.apple.com/us/album/tchaikovsky-symphonies-no-4-and-no-5-arr-by-edward-langer/1374136364 【Tchaikovsky Symphony No.4 & No.6, for 2 pianos 8 hands】 There is a four-handed version by Tchaikovsky himself but the Langer version is eight-handed (two four-handed pairs) that can pick up even more of the orchestral score notes. When Nanasakov played the piano arrangement of the symphonies, he set a fairly fast tempo in order to increase the performance effect rather than the appropriate tempo that considers the continuous sound of the wind and string sections and this made it possible to fit two symphonies on to one CD. The Buddhist figure of The Wisdom King Gundari with eight hands is placed beside the piano. 1. Tchaikovsky Symphony No.4 in F minor Op. 36 / 1st. mov, Andante sostenuto—Moderato con anima 2. No.4, 2nd. mov, Andantino in modo di canzona 3. No.4, 3rd. mov, Scherzo (Pizzicato Ostinato). Allegro 4. No.4, 4th. mov, Finale. Allegro con fuoco 5. Tchaikovsky Symphony No.6 in B minor Op. 74 / 1st. mov, Adagio—Allegro non troppo 6. No.6, 2nd. mov, Allegro con grazia 7. No.6, 3rd. mov, Allegro molto vivace 8. 4th mov, movement, Finale: Adagio lamentoso
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スクリャービン交響曲『神聖な詩』『プロメテウス』(ピアノ2台用編曲)/サバネーエフ
¥2,750
F.リストがベートーヴェンの交響曲をピアノ編曲したように、良い交響曲にはそれにふさわしいピアノ編曲が存在するものである。スクリャービンは独自の理論に基づいた作曲方法に取り組んでいた。その音楽は偶然や即興の産物ではなく、神秘和音の獲得、五度圏からの離脱、光と音との融合、また作品の斬新性により作曲家本人はプロメテウスのピアノ4手編曲は出来ないと考えていたが、それを編曲したサバネーエフによれば「意外にもピアノ2手に収まった。スクリャービンは自分の作品が期待したようには難しくも複雑でもなかったことに気を悪くしたようだった。」とのこと。しかしその後、2手よりも、もっと難しくなく充実したピアノ2台4手による表現の方がサバネーエフには望ましく思われ、編曲し直した4手版がロシア音楽出版社のカタログに加わった。2015年はスクリャービン没後100年にあたりチクルスも行われるだろうが、交響曲第3番「神聖な詩」(ピアノ連弾4手)と第5番「プロメテウス」(ピアノ2台4手)は、オーケストラの演奏を理解するために非常に有用であっても、録音されることは稀である。 【Apple Music】 Scriabin: Symphony No. 3 in C Minor, Op. 43 "La Devin Poème" and No. 5 Op. 60 "Prometheus (Trans. for 2 Pianos by Konyus, Sabaneev) https://itunes.apple.com/us/album/scriabin-symphony-no-3-in-c-minor-op-43-la-devin-po%C3%A8me/1374597817 【Scriabin's "La Devin Poème", "Prometheus"/Konyus, Sabaneev : 2 Pf】 It is rare to have a recording of Symphony No. 3 "Le Divin Poème" arranged by L. Konyus and Symphony No.5 "Prometheus" (2 pianos / 4 hands) arranged by L. Sabaneev even though they are extremely useful in understanding orchestral performance. 1. Symphonie No.3 "Le Divin Poème" Op.43 1st. movement 2. Op.43 2nd. movement 3. Op.43 3rd. movement 4. Symphony No. 5 Prometheus: The Poem of Fire, Op. 60 5. Piano Concerto, 2nd movement Op.20
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プロコフィエフ ピアノ協奏曲1番, 2番, 3番/ピアノ2台用編曲
¥2,750
ピアノ協奏曲を作曲した。さて、これを初演のステージにかけるにはどうするか。スポンサーに資金を求めるには、どんな作品なのか聴かせて了承を得る、そのためにピアノ伴奏版を演奏するとしよう。オーケストラの総譜がたくさん売れることはないが、ピアノ伴奏版の楽譜なら需要がありますよ、と楽譜出版社から依頼され、ピアノ2台用の編曲をする。いずれにしても2台のピアノで演奏するピアノ音楽作品である。作曲家自身によるリダクションであれば、なおさらその音楽の骨格は本質的なものと言える。協奏曲の練習用楽譜と捉えては作曲家に対して申し訳ないというものだ。セルゲイ・プロコフィエフ(Сергей Прокофьев 1891-1953)は自身が優れたピアニストであったので、これらの一部を或いは全てを売り込み相手に聴かせた筈だ。協奏曲を弾くピアニストや音楽学校の練習室だけではなく、もっとリサイタル等でも演奏されてしかるべき作品だ。 【Apple Music】 Sergei Prokofiev: Piano Conserto No. 1, No. 2, No. 3 (Arr. for Two Pianos) https://itunes.apple.com/us/album/sergei-prokofiev-piano-conserto-no-1-no-2-no-3-arr/1366482794 A recording by Michael Nanasakov took place in Hyogo Prefecture on October, 2012. Nanasakov was supposedly born in Lietuvos Respublika in 1955 but I am sure that there is no one who still believes this. This was actually a joke by the producer (Junichi Nanasawa) who introduced Nanasakov as a Virtual Pianist in 1991. It is, in actual fact, a hall recording using a computer and a mechanical piano that finally took place after staggeringly lengthy repetitions of trial and error. This recording was Nanasakov's second multiple recording with Piano 1 and Piano 2 being recorded separately before being mixed but, as it is basically a "Computer Performance of Piano Music", the range of alignment in the timing of the 2 pianos is extremely small and they really sound like they are playing in concert. Anyway, let's leave it that Nanasakov is a real person. It's more fun that way. 1. Piano Concerto No.1 in D flat major Op.10, 1st mov. Allegro brioso 2. 2nd mov. Andante assai 3. 3rd mov. Allego scherzando 4. Piano Concerto No.2 in G minor Op.16, 1st mov. Andantino 5. 2nd mov. Scherzo(Vivo) 6. 3rd mov. Intermezzo (Alleglo moderato) 7. 4th mov. Finale(Allegro tempestoso) 8. Piano Concerto No.3 in C major Op.26, 1st mov. Andante・Allegro 9. 2nd mov. Theme and Variations(Andantino) 10. 3rd mov. Allegro ma non troppo
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ラフマニノフピアノ協奏曲(全曲;ピアノ2台用編曲)
¥3,300
ピアノ協奏曲第2番、第3番はともに現在でもこの分野における最も人気のあるレパートリーだろう。また演奏機会の少ない第1番、第4番、それにパガニーニの主題による狂詩曲にも、ラフマニノフ本人による「2台ピアノ用編曲」がある。これらの楽譜はBOOSY & HAWKESから出版されており、ピアニストの練習用または、愛好家が楽譜を見ながら音楽を聴くといった用途が一般的なのだろう。第2ピアノに関してはオーケストラを再現するというよりも「オーケストラのスケッチ用」として書かれたようで、2台ピアノのために作曲された「組曲第1番、第2番」などとは明らかにレベルが違う。しかしこの楽譜が提供する「音」を実際に聴いた人が、果たしてどれほどいるだろうか。それはオーケストラの大迫力を取り除いた「芯」の部分が浮き彫りにされ、ラフマニノフが音楽をどのように組み立てたかがよく分かるというものだ。これら4つのコンチェルトとパガニーニ狂詩曲を、ミヒャエル・ナナサコフによる「演奏」で聴いていただきたい。このCD2枚組は2009年と2010年に行われたナナサコフによる多重録音を再編集したものである。 【Apple Music】 Rachmaninoff Piano Concerto No.2 & No.3 (arranged for Two Pianos) https://itunes.apple.com/us/album/rachmaninoff-piano-concerto-no-2-no-3-arranged-for/337125051 【Apple Music】 Sergei Rachmaninoff: Piano Concertos No. 1, No. 4, & Rhapsody on a Theme of Paganini (Arranged for Two Pianos) https://itunes.apple.com/us/album/sergei-rachmaninoff-piano-concertos-no-1-no-4-rhapsody/1366480439 1. Piano Concerto No.1 F sharp minor, Op.1: I. Vivace 2. Piano Concerto No.1 F sharp minor, Op.1: II Andante 3. Piano Concerto No.1 F sharp minor, Op.1: III Allegro vivac 4. Piano Concerto No.2 C minor Op.18: I. Moderato 5. Piano Concerto No.2 C minor Op.18: II Adagio sostenuto 6. Piano Concerto No.2 C minor Op.18: III Allegro scherzando 7. Piano Concerto No.3 D minor Op.30: I. Allegro ma non tanto 8. Piano Concerto No.3 D minor Op.30: II. Intermezzo 9. Piano Concerto No.3 D minor Op.30: III. Finale-alla breve 10. Piano Concerto No.4 G minor, Op.40: I. Allegro vivace 11. Piano Concerto No.4 G minor, Op.40: II. Largo 12. Piano Concerto No.4 G minor, Op.40: III. Allegro vivace 13. Rhapsody on a theme of Paganini, Op.42
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1837年のアルカン作品群/シャルル=ヴァランタン・アルカン
¥2,750
The masterpiece of the early years of ALKAN (published in 1837)/Ch.V. ALKAN 1837年、アルカンはピアニスト・コンポーザーとして栄光の頂点を極めていた。この年に出版された作品は、これまで殆ど演奏されていないが、リスト、ショパン、ベルリオーズら同時代のロマンティックたちの影響のもとで、アルカンの個性が初めて開花した傑作であり、ここに収録された全ての曲は、驚くべき独創性、そして悪魔的な超絶技巧にあふれている。この12曲は、名高い「長調エチュード」「短調エチュード」にも匹敵する巨大なグループを形成しており、アルカンのArtistic Developmentを理解する上で、極めて重要な作品群である。(1844年の「騎士」作品17も合わせて収録) 1. Trois improvisations dans le style brillant Op. 12:I. Prestissimo 2. Op. 12:II. Allegretto 3. Op. 12:III.Allegro marziale 4. Trois Andante romantiques Op. 13: I. Andante 5. Op. 13: II. Andante 6. Op. 13: III.Andante 7. Trois morceaux dans le pathetique Op. 15: I. Aime moi 8. Op. 15: II. Le vent 9. Op. 15: III.Morte 10. Tre scherzi Op. 16: I. Mouvement de valse 11. Op. 16: II. Moderato 12. Op. 16: III.Prestissimo 13. Etude de concert “Le Preux” Op. 17
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ピアノ編曲による無伴奏チェロ組曲/レオポルト・ゴドフスキー
¥2,750
チェロの聖典、御存じ6曲ある無伴奏チェロ組曲をもとにゴドフスキーが2番、3番、5番をピアノ用にかなり自由に編曲した作品。チェロ奏者が聴くと怒るかもしない。しつこいリピートは一部カットしたところもある。オマケ(と言っても大作だが)に収録したのはパッサカリア(シューベルト未完成交響曲冒頭の旋律による44の変奏・カデンツァ・フーガ)、14分30秒。 【Apple Music】 JNCD-1008 Godowsky: Piano Transcriptions of Cello Suites No. 2, 3 and 5 by J.S. Bach https://itunes.apple.com/us/album/godowsky-piano-transcriptions-cello-suites-no-2-3-5/1375090029 【Cello suites, without Accompaniment by J.S.BACH/Leopold Godowsky】 In this work Godowsky quite freely arranges No.2, No.3 and No.5 for piano based on the well-known sacred pieces for cello; six unaccompanied suites for cello. Cellists may not be happy when they listen! 1. Suite No.2 D minor: I. Prelude 2. Suite No.2 D minor: II. Allemande 3. Suite No.2 D minor: III. Courante 4. Suite No.2 D minor: IV. Sarabande 5. Suite No.2 D minor: V. Menuet I 6. Suite No.2 D minor: VI. Menuet II 7. Suite No.2 D minor: VII. Gigue 8. Suite No.3 C major: I. Prelude 9. Suite No.3 C major: II. Allemande 10. Suite No.3 C major: III. Courante 11. Suite No.3 C major: IV. Sarabande 12. Suite No.3 C major: V. Bourree 13. Suite No.3 C major: VI. Bourree II 14. Suite No.3 C major: VII. Gigue 15. Suite No.5 C minor: I. Prelude 16. Suite No.5 C minor: II. Fuga 17. Suite No.5 C minor: III. Allemande 18. Suite No.5 C minor: IV. Courante 19. Suite No.5 C minor: V. Sarabande 20. Suite No.5 C minor: VI. Gavotte I 21. Suite No.5 C minor: VII. Gavotte II 22. Suite No.5 C minor: VIII.Gigue 23. Schubert/Godowsky: Passacaglia
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ピアノ編曲による無伴奏ヴァイオリン ソナタ/レオポルト・ゴドフスキー
¥2,750
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ1番、パルティータ1番、ソナタ2番をもとにしたゴドフスキーによるピアノ編曲作品。ゴドフスキーは複数のメロディーを幾つも組み合わせ対位法的に同時進行させる。その手腕は実に見事であり、あたかもバッハ自身が書いたように思わせるところ、まさにピアノ王ゴドフスキ-以外には書き得ない楽譜となっている。他に今回がCD初録音となる、Henselt/Godowskyの”If I were a bird”と更にシークレット・トラックもある。 【Apple Music】 Godowsky: Piano Transcriptions of Violin Sonatas by J.S. Bach https://itunes.apple.com/us/album/godowsky-piano-transcriptions-of-violin-sonatas-by-j-s-bach/1375089028 【Violin Sonata, without Accompaniment by J.S.BACH/Leopold Godowsky】 JNCD-1007 Godowsky combines multiple melodies and plays them simultaneously in counterpoint. This ability is quite brilliant and makes listeners feel that it could have been written by Bach himself - a score that only the king of piano Godowsky could achieve. 1. SONATA No.1 G minor: I. Adagio(Fantasis) 2. SONATA No.1 G minor: II. Fuga 3. SONATA No.1 G minor: II. Siciliana 4. SONATA No.1 G minor: IV. Presto(Finale) 5. SONATA No.2 B minor: I. Allemande 6. SONATA No.2 B minor: II. Double 1 7. SONATA No.2 B minor: II. Courante 8. SONATA No.2 B minor: IV. Double 2a 9. SONATA No.2 B minor: V. Sarabande 10. SONATA No.2 B minor: VI. Double 3a 11. SONATA No.2 B minor: VII. Bourree 12. SONATA No.2 B minor: VIII. Double 4a 13. SONATA No.3 A minor: I. Grave(Fantasia) 14. SONATA No.3 A minor: II. Fuga 15. SONATA No.3 A minor: II. Andante(Aria) 16. SONATA No.3 A minor: IV. Allegro(Finale) 17. Henselt/Godowsky: If I Were A Bird
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コンポーザー=ピアニストを称えて / 西村 英士
¥2,000
Homage to the Composer-Pianists / EIJI NISHIMURA コンポーザー=ピアニストを称えて / 西村 英士 収録曲は、19世紀前半から21世紀までの3世紀にわたるコンポーザー=ピアニストの系譜を時代順にたどる構成となっている。リスト、ショパン、ツェルニーら同時代の作曲家6人が自慢の腕を競い合ったユニークな合作「ヘクサメロン」、リストの強力なライヴァルで、彼との“ピアノの決闘”で知られるタールベルク、ショパンと同時代とは信じられないほど斬新な作品を生み出していたアルカン、現代を含め古今東西で最高のピアニストと言われる独学の超人ゴドフスキー、恐ろしく複雑かつ長大な作品を書きながら一切発表しなかった奇人ソラブジ、驚くべきカリスマ性を兼ね備えたアメリカの剛腕ピアニスト・ルーウェンサール(レーヴェンタール)、そして21世紀の今日、世界のピアノマニアを熱狂させているマルク=アンドレ・アムラン。特にソラブジ、ルーウェンサール、アムランの録音は世界的にも貴重で、もちろん本邦初録音である(それ以外もタールベルクを除きすべて本邦初録音)。 西村の演奏は技巧だけに溺れず、抜群のリズム感と色彩感、繊細にコントロールされた音色で、難しさを超えた所にあるピアノ音楽の頂点の輝きを見事に引き出している。 リスト(1811-86)、タールベルク(1812-71)、ピクシス(1788-1874)、ヘルツ(1803-88)、 ツェルニー(1791-1857)、ショパン(1810-49)合作 へクサメロン ― 演奏会用作品 ベッリーニの歌劇「清教徒」の行進曲による華麗なる大変奏曲, S. 392/R. 131 [21:02] 1 導入部(リスト) [3:53] 2 主題(リスト) [1:23] 3 変奏I(タールベルク) [1:03] 4 変奏II (リスト) [2:40] 5 変奏III 華麗なる技巧(ピクシス) [1:02] 6 [リトルネッロ](リスト) [0:25] 7 変奏IV(ヘルツ) [0:56] 8 変奏V(ツェルニー) [1:19] 9 [炎のように、とても力強く―レント、レチタティーヴォのように](リスト) [2:13] 10 変奏VI(ショパン) [1:25] 11 [接続部](リスト) [1:02] 12 フィナーレ(リスト) [3:34] ジギスモント・タールベルク(1812-1871) 13 ロッシーニの歌劇「モーゼ」の主題による幻想曲, Op. 33 [15:03] シャルル=ヴァランタン・アルカン(1813-1888) すべての長調と短調による25の前奏曲, Op. 31 14 第5曲「詩篇第150番」 [2:26] 15 第8曲「海辺の狂女の歌」 [4:37] 16 第10曲「フーガの様式で」 [1:05] 17 第21曲 [1:14] 18 第25曲「祈り」 [4:13] レオポルド・ゴドフスキー(1870-1938) フォノラマ ― ピアノのための音紀行 「ジャワ組曲」 19 第8曲「ボイテンゾルグの植物園」 [3:56] 20 第6曲「夜明けのブロモ火山と砂の海」 [3:51] カイホスルー・シャプルジ・ソラブジ(1892-1988) 3つのパスティーシュ, KSS 31 21 第3曲 リムスキー=コルサコフの歌劇「サトコ」より「ヒンドゥー商人の歌」によるパスティーシュ [4:20] レインゴリト・グリエール(1875-1956)/レイモンド・ルーウェンサール(1923-1988)編 22 バレエ「赤いけしの花」 より 「ロシア水夫の踊り」 [4:49] マルク=アンドレ・アムラン(1961-) コン・インティミッシモ・センティメント―最も親密な思いをこめて― 23 レントラーI [2:32] 全ての短調による12の練習曲 24 第6曲「ピアノフォルテのための練習曲(ドメニコ・スカルラッティを称えて)」 [3:59] 25 第3曲「パガニーニ=リストによる」 [5:40]
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Fantasy/ Szymanowski, Rachmaninoff ; 村上将規
¥2,750
「柔軟」と「純真」、これが村上将規氏の演奏のキーワードではなかろうか。彼のピアノ演奏を見る者は誰しも、鍵盤上での自在で柔らかい手の動きに目を見張るだろう。その抜群の柔軟性こそが、隅々まで正確で、かつ歌に満ちた音楽表現を可能としている。また彼は、子供のような純真な心を失わない人物であり、楽しい物事の前で目をキラキラ輝かせるが如く、鋭敏な感性が楽想の変化を敏感に捉える。この技術と感性が両立されている次元の高さは、驚くべきものだ。モーツァルトの表現に純真さは不可欠。ここでは反復時の装飾音の工夫も聴き逃せない。シマノフスキは細部に至るまで極めて美しい響きに魅了される。これぞ高度な演奏技術の為せる業。リストも同様の美質が感じられる演奏で、細かい音の動きから浮かび上がる歌が聴き手の耳を心地良く刺激する。ショパンは霧がかかったような表現が新鮮で、情熱的でストレートな演奏とは一線を画する。奏者独自の感性の賜物であろう。ラフマニノフにおいては奏者の長所が全開。豪快さ、とろけるような抒情、これらがあいまって呼び起こす圧倒的な興奮で、プログラムを締め括る。 ■モーツァルト:ピアノソナタ第10番 ハ長調 K.330 ■シマノフスキ:幻想曲 ハ長調 作品14 ■リスト:エステ荘の噴水 S.163/4(「巡礼の年 第3年 S.163」より) ■ショパン:舟歌 作品60 ■ラフマニノフ:ピアノソナタ第2番 変ロ短調 作品36(ホロヴィッツ版)
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シマノフスキ: ポーランド民謡の主題による変奏曲 作品10 / 村上将規
¥2,750
Variations on a Polish folk song op.10/ K. Szymanowski シマノフスキ: ポーランド民謡の主題による変奏曲 作品10 / 村上将規 ショパン以降のポーランドで最大の国民的作曲家と言われるシマノフスキ。幻想的な序奏から始まる変奏曲(作品10)は充実した内容で演奏には高度な技術が必要とされ、物悲しく美しい旋律の主題に続き十の変奏から構成されている。一方、バーバーのピアノ曲の中でひときわ光彩を放つ存在であるこのピアノソナタは、アメリカのピアノ音楽の名作であるとともに、ヨーロッパのソナタの伝統をよく踏まえているといわれる。二作品の他にもポンセのインテルメッツォは、物悲しさとほのかな温かさに引き込まれる演奏であり、これらを含む本録音は、ピアニスト村上将規の持つ豊かな描写力と色彩感をいかんなく発揮した好演を楽しむことができる。 ■モーツァルト:フランスの歌曲 「ああ、お母さん、あなたに申しましょう」による12の変奏曲 K.265 ■シマノフスキ:ポーランド民謡の主題による変奏曲 op.10 ■ポンセ:インテルメッツォ第1番 ■ブラームス:カプリッチョ 嬰ヘ短調 op.76-1 ■ブラームス:インテルメッツォ イ長調 op.118-2 ■プロコフィエフ:ピアノソナタ第1番 ヘ短調 op.1 ■バーバー:ピアノソナタ op.26 ※ライブ録音
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